季刊おりんぽし春号をみた(後編)
つづき。
コーヒーをすすりながら、待つ。
温度もちょうど良くて美味しかった。
で、おりんぽし、尾林星くん。
ファンタスタスは、2回ライブを観た。
だから知ってる曲もあったけど、知らない曲もあった。
でも、やっぱり絵や映像が浮かぶ歌で、すぐ惹きこまれた。
尾林君の世界が目の前にあって、
見たこと無いのに「見える」「見た」と感じる。
彼の声で歌われることが、自分の心の中で勝手に再生されるものだから
はっきり「見た」と思ってしまう。
確かな「体験」のひとつになるような感じ。
というのかなぁ。言葉がうまく見つからない。
ぞくぞく、わくわくする。エキサイティング、ファンタスティック。
あと、ギターにしても声にしても色んな音が出せるのがすごい。
初めて会った日の翌朝の別れ際に
駅のホームで、ボイスパーカッションみたいにして
口でリズムを奏でていたのも、すごいなぁと思って印象に残っている。
それから、顔面がよく動くのが見てて面白い。
歌ってる時に、ひとつの音を出すのにも口が右に曲がったり左に曲がったり。
ここでコロッケを出すのは何なんだが、
彼も歌う時に顔のあちこちがすごくよく動いてて、
だからあんなに色々表現できるんだろうなぁ
普通は絶対真似できないなぁと思ったりしたのだが、それを思い出したりした。
なんでこんなにぐんぐん入ってきてしまうのかな
ちょっと怖いくらいだ。不思議だ。でも心地好い。
気を抜くとたまに泣きそうになるのも、よく分からない。
彼が自分にとって透明すぎるからかな、とかちょっと思ったりもしたけど
詳しくは分からない。まだ明らかにしたくないような気もする。
最後に西宮さんと2人でお互いの曲を交換して一緒に演奏して歌ったのも面白かった。
それぞれのメロディーになっていた。
2人して楽しそうで、見てても本当に楽しかった。
良いイベントだったなぁ。
今度は、2人の居る「ねずみバンド」も見に行こう。
自分の中の自分もむくむくしはじめて、ちょっと今大変。