かぎしっぽ通信

尾根恋イルの日記

ひ ふ み よ 

だいぶ時間が経ってしまったが
2010年6月9日(水)
小沢健二コンサートツアー「ひふみよ」
@東京NHKホール
に行った話。
セットリストとざっくり感想みたいなものを。

                                                    • -

01 流れ星ビバップ


◆ 朗読01


02 ぼくらが旅に出る理由


◆ 朗読02


03 天使たちのシーン
04 いちごが染まる【新曲】
05 ローラースケート・パーク〜
 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー
06 ラブリー 歌詞が変わった所を練習コーナー


◆ 朗読03


07 カローラⅡにのって
08 痛快ウキウキ通り
09 天気読み
10 戦場のボーイズライフ
11 強い気持ち強い愛
12 今夜はブギー・バック


◆ 朗読04


13 夢が夢なら
14 麝香


◆ 朗読05


15 シッカショ節【新曲】
16 さよならなんて云えないよ〜メンバー紹介
17 ドアをノックするのは誰だ
18 ある光(弾き語り)
19 時間軸を曲げて【新曲】
20 ラブリー
21 流れ星ビバップ


アンコール
27 いちょう並木のセレナーデ
28 愛し愛されて生きるのさ
29 いちごが染まる【新曲】

                                                    • -

開演間近に駆け込んだNHKホール。
3階の一番前の席。ステージ全体が見渡せる。
遠い、けど、それでも嬉しい。


着いて数分して、会場暗転。歓声。
自分も一気に興奮した。
真っ暗な中始まった「流れ星ビバップ
いるの?ホントにオザケンが歌っているの?
現実感が薄い中も、だんだん、やっぱり本当なんだという気がしてくる。
あそこに、居るんだ。と。


「流れ星ビバップ」が終わり、まだ真っ暗なまま
朗読が始まる。
街中が停電した夜のこと。
特別な時間だった、ということ。
今が、それにあたるんだ、と思った。
正解かは分からないけど、さすが、な演出。ニヤリ。
だんだん目が暗闇に慣れてきて、ちょっと周りの人の様子も分かるようになり
そっと見渡してみる。
みんな息を飲んで、小沢さんの言葉に耳も目も傾けているように見えた。


照明が明るくなって、更に盛り上がる。
わー!いる!ほんとに居る。
歌っている、ギターを弾いている。
顔が見えないのが残念だったけど、動きは見えて嬉しかった。


あの曲やあの曲やあの曲が!
興奮しっぱなしだった。
やはり自分の内側に、記憶の襞をたどるような感じはあったが
今、ここで、鳴っている、音なんだ。と実感。
そう思って、また興奮。


やっぱり演奏すごかったなあ。
みんな、このために集まった、って感じがあり。
鍵盤よく見たかったなあ。
グランドピアノを始め鍵盤4つくらいはあったかな。


あと、歌、あれ?なんか、ちゃんと歌えている、すごい
と思った。(大変失礼)
元々、上手い歌って人ではないという認識だけど
ちゃんと歌が届いてきたのが、少し驚きだった。
誰かに聞いたけど、ボイストレーニングも最近通っていたとのこと。


朗読もいちいち、なんか流石だなあとか思ってしまった。
どっかに書き起こしてくれた人いないかな。いそうだな。


あと、ダンスが、えっれえ可愛かった。
反則だろ!42歳だろ!ってくらいに。
スカパラホーンズの人とか他みんなで踊っていたのも
すごくツボった。
ってえのと、お客さんみんないっぱい歌っていたなあ。
というのが心に残っている。
自分は歌いはあんまりしなかったけど口パクは少しした。
それで、歌詞をしっかり覚えていることに自分でちょっとびっくり。
周りの人もあんな畳み掛けるような歌詞をほぼ間違えずに歌えていて
小沢さんも「一字一句間違えずに歌ってくれてありがとう」
とか言っていたくらいだった。
それくらい、あの頃のぼくら、には染み込んでいたんだなあ。と。


曲について特に印象に残ったのは
やはり「ラブリー」の歌詞が変わっていたこと、かな。
それでLife is comin' back僕らを待つ

それで感じたかった僕らを待つ

Can't you see the way ? It's a

完璧な絵に似た
となっていた。
実を言うと、ピンと来そうでまだ来ていない。
だから、またこれも聴きたい。見たい。


それから「天気読み」のシンセベース(かな?)がメインのアレンジがすごくグッと来た。
かっこよかった。照明もビカビカでクラクラした。
あれは特にまた聴きたい。


会場のことで言うと、やっぱりあれだけ広いと色々できて
効果抜群だな。と思った。音もバランスよく聴こえて良かった。
「今夜は今夜はブギー・バック」では、ミラーボールが降りてきて
キラキラ回ってた。
他にも照明の効果ってでかいなあ。と感じるところがたくさんあった。
後ろのスクリーンも良かったと思う。
小沢さんの顔をアップとかで映さなかったところも。
(ほんとは顔見たかったけど)


あーえれえ長くなってしまった。
まだ書きたい気もするけど一旦終了。
余談としては、終演後ロビーでスチャダラアニとかシンコさんとか
かせきさいだぁさんに七尾旅人さんらが一緒にいたのを見られたのも
うおおおと追加興奮した出来事だった。


おかえりなさい、とか言うのは違うのかもしれないけど
とにかく嬉しい気持ちになったコンサートだった。


個人的な話だが、今年は色々思いがけないことが起きるなあ。
こと音楽に関して。
生歌が聴けるなんて考えたこともなかった薬師丸ひろ子のコンサート
年明け早々(1月7日)
サニーデイ・サービスも再結成後の初ライブ(4月30日)
こちらも生で見られるとは思っても見なかった小沢健二のライブ
(6月9日、ちなみに薬師丸さんの誕生日でもある)
てな具合に。
面白いなあ。楽しいなあ。がんばって生きてみるもんだな。