かぎしっぽ通信

尾根恋イルの日記

薬師丸ひろ子コンサート【その2】

薬師丸ひろ子Songs2010」を見に行った話。
歌に関してなど感想など書き殴り。


1曲目「メイン・テーマ」から始まって、すぐ涙が溢れてきて
自分でびっくりしてしまった。
客電が暗くなって、幕が開いて、明るくなって
直線距離で多分30メートルも離れていない場所に立ってる薬師丸ひろ子
(呼び捨てすみません)
バックの演奏も音源のイメージそのままですごい!
いっぱい聴いた、自分でもいっぱい歌った(カラオケだけど)あの曲だ、あの歌だ、
そしてあの声が今、生で耳に届いている!響いてる!
とか、色々一気に押し寄せてきて、涙が出た。


サイドのスクリーンでもその姿を映していたが、
生でこの眼で見たいと思って、なるべくステージの姿を見て聴いていた。
スクリーンに映された顔は泣いているような笑顔が多かった気もするけど
やっぱり綺麗だった。優しい良い顔。


探偵物語」の前に一旦暗くなって、スクリーンに映画のラストシーンが流れて
多分きっと映画と同じタイミングを狙って演奏が始まったのは、良い演出だと思った。
最初に好きになった曲が「探偵物語」だったので、ホント聴けて嬉しかった。
全部嬉しかったけど。


メドレータイムの「異邦人」はちょっと意外だった。
あと、「あなたを・もっと・知りたくて」のあそこ、
“もしもし私 誰だかわかる?”のとこも、良かったなあ。感激。


声も去年からボイストレーニング再開したというだけあって
安心して聴ける歌だった。すごい。
気持ち良いなあ。良い声だなあ。
歌い方も昔からそうだけど、感情がこもりすぎたりするとかは全くないのがすごい。
でもちゃんと歌詞が伝わってくる。


そうだ、MCでも繰り返し
「今日は皆さんに『歌を届けたい』という想いでここに立って、歌っている」
ということをお話されてた。
ひしひしと、しっかり伝わってきた。


みんなの中にあるイメージを壊さず、でも今の本人に無理のない表現。
これはすごく難しいことなんじゃないかと思う。
20年もブランクがあったらがっかりしてしまうことももしかしてあるかもしれない。
でも全くなかった。もっと大好きになった。
きっとすごい覚悟で臨んだんだろう。


あーだみだ長くなってしまうので、一旦切ります。
つづく。